裏技的な方法でしたが、鬱なのに一度にたくさんの友達が出来た私。
しばらくしてそのうちの一人からメールが来ました。
「デジカメ買ったんだ。今度撮らせてくれない?練習で^^」
みたいな内容だったと思います。
「デジカメおめでとう!!んん???練習に・・・協力?どうすればいいの・・・かな?」
断る理由もないし・・・OKしてしまいました。
元々私はこの友人のデザイン力や美的感覚が大大大、大好きで、とても尊敬していました。
それに、「モデルになって」とかいう大げさな言葉でもなく、「ちょっと手伝ってくれたらうれしいんだけど」という軽い感じがよかったのです。
このころはずっと鬱でぼんやりしていたのですが、なぜかこの時は「やっちゃいな!勇気を出して!」という心の声を
しっかりキャッチしていました。
「勇気を出して一歩踏み出す」この感覚は声はその後とても強くなっていったのです。
当日はアニエスbに寄って衣装のカットソーを1枚買ってもらってからとある場所に向かいました。
小さな部屋でしたが「ためし撮り」には十分でした。
お願いされて持ってきたジーンズと黒いショートパンツと黒いブーツ、そして買ってもらったアニエスbのカットソーで、
おしゃべりしながらゆるく動いて、カシャカシャと、時がゆっくりゆっくり進んで行く。
とても特別な感覚を感じました。
「なんだろう、この気持ち、満たされるような、許されたような、まったりしたここちよさ。」
私は今日、鬱じゃない人みたいだ。
そう言って 驚いている私がいました。
このHPのタイトル別←見やすいもの、ピンときたタイトルの記事からどうぞ。